市販の白髪染め 一体どれを選べばいい?
※おすすめが早く知りたい方は【4それでも美容院行けない!白髪気になる!時のオススメ品】からお読みください
私、この前薬局に行きました。市販の白髪染めって本当にすごい数ありますよね。
ありすぎてどれが良いのかわからない…って方も多いんじゃないでしょうか。
また、美容師をしていてよくあるのが、お客様に
『美容室で綺麗にしてもらってもどうしても数週間で白髪が気になってしまう。』
ついつい自分で見えるところだけ染めてしまって…
と言われること。
申し訳なさそうなお客様。
ちょっとだけ、本音を言うと、相談してほしかった…と思う私。
これってほとんどの方が経験されたことがあるんじゃないでしょうか?
今日は、そんな
数ある市販の白髪染めの中でも”これなら使っても次美容師さんに怒られない!”な商品について書いてゆきたいと思います。
- 月1で染めても気になる白髪
- なぜ市販の白髪染めを使ってはいけないのか?
- プロ用商品をネットで買って使うのはダメなの?
- それでも美容院行けない!白髪気になる!時のオススメ品
- 白髪が生えるとすぐに気になる人にオススメ白髪ぼかしハイライト
- ちょっと待って!紛らわしい市販品の表記
- まとめ
月1で染めても気になる白髪
世の中に白髪関係の商品はありふれています。
美容室の白髪染めと市販の白髪染め、なにが違うんでしょうか?
2時間は座っていなきゃいけないし、なかなか波長の合う美容師さんも出会えないし、
そもそも白髪が気になるスパンが短くなりすぎて、お金がかかりすぎる…
えいっ、もう自分で染める!!ってなってしまうのも当然かと思います。
だってサロンの10分の1の値段で染められるんですもん。
なぜ市販の白髪染めを使ってはいけないのか?
まずサロンのカラーとセルフの違いを説明してゆきます。
サロンで使っているカラー材たちは、2剤式のものです。
ここは市販もサロンも変わりないです。1と2を混ぜてくださいってやつです。
大きな違いは、美容室ではその”1”に沢山の種類があり、お客様のイメージからすると
今日はアッシュにしたいなとかピンクにしたいな って部分です。
よく見る”イルミナカラー” ”アディクシーカラー” とかいうのもこの”1”の商品名です。
まず数あるメーカーさんの中からお客様の理想に近づく”1”を選びます。
更に、これまた数ある中から、”2”も選びます。
”2”は、市販品だと箱の中に入っている物しか選択肢はありません。
そう、誰が染めても良い結果になる(=よく染まる)ように、強い力のものが配合されています。
すでに頭の中に??はてな 浮いてきていませんか?
そうなんです。そもそも、
これを使うとみんなアッシュになる!白髪が染まる!なんて万能な商品はこの世に存在しません。
その人の髪質、白髪染めにおいては白髪の量、今までやってきた履歴、等々、今の状態に合わせて、使う薬剤も変わります。
市販品は、多くの人が”染まった”という結果を得られるように、強い力で作られています。一度の使用でも、貴方の髪を必要以上に痛めてしまいます。
プロ用商品をネットで買って使うのはダメなの?
なるほど、市販品は強いのか。ではプロ用をネットで仕入れて染めよう!というのも、おすすめしません。
この方は、ルビオナカラーというオーガニック要素もあるカラー剤をネットで買って、2週間に1度、ご自身で染められていました。月に1度は、サロンでカラーもされています。
”髪がゴワゴワなのをどうにかしたい”と言われました。
ゴワゴワになった原因として考えられるのは、
①プロ用だったとしても、合わせる”2”の強さが合っていなかった か、
②染める際に、予想以上に時間が経ってしまっている か
③前回染めた部分にも、オーバーして塗布している ことです。
そのため、必要以上に痛んでしまい、ゴワゴワします。
残念ですが、毛髪は死滅細胞ですので、一度必要以上に損傷させてしまった場合は、生え変わりを待つしかありません。
髪はタンパク質で、お肌と同じなんです。
一度出来てしまった火傷が、なかなか治らないようなものです。
厳しいことばかり書いてしまっていますが…
安易に染められる商品は存在します。
安く簡単に染めたい。は、ビジネスになるからです。
髪の綺麗を保つにはどうしてもプロの知識と技術が必要になってきます。
それでも美容院行けない!白髪気になる!時のオススメ品
自分で染めることが、どれだけハイリスクか、つらつら書いてしまいましたね。
本当にわかっていただきたいところなんです。
↓でも、どうしても美容院に行く暇はない、自分でも染められない間の対策品↓
【THROWコンシーラー】
ファンデーションタイプの商品です。
美容室専売品のはずですが、ネットで買えちゃいます。
※ちなみに市販品でも、同じタイプのものが売っています。
THROWは美容師さん監修のヘアーカラーコンシーラーで、価格も2000円以内とお手頃なんですが、お客様の買っていかれるスパンで言うと半年〜1年に1個です。
本当、その辺もファンデーションっぽい。
見た目も、有名なTHREEさんとかに売ってそうな感じで、メイクポーチに忍ばせても絶対バレません。
メイク感覚で白髪を隠して欲しい、という思いも込められているみたいですよ。
そして、ファンデーションというだけあって、洗ったら落ちますが、そこが美容師さんにとっては、とてもありがたいのです。
お客様目線からしたら、毎日こんなのでカバーしてられない…
汗かいたらどうするの…
落ちてこないの?と色々不満・心配の声がきこえてきそうなもんですが、
すみません。気になったら美容院いきましょう。あくまで応急処置品です。
白髪が生えるとすぐに気になる人にオススメ白髪ぼかしハイライト
ここで声を大にしてオススメしたいんですが、
1~2か月のスパンで美容院ならまだ許容範囲!という方にオススメしたいのが白髪ぼかしハイライトです。
自分染めだって、やりたくてやってるわけじゃないし、そもそも次の美容院まで白髪が目立たなければ良いわけですよね。
こんな風に、白髪染めは使わずに、次生えてきた白髪と馴染むようにカラーリングする技術です。
▽白髪ぼかしハイライトがもっと知りたい方はこちら▽
0201yarebadekiru.hatenablog.com
ちょっと待って!紛らわしい市販品の表記
オススメ商品一つだけで白髪ぼかしのお勧めかよ…って方、言い訳させてください。
主に、薬局では、カラー剤、マニキュアタイプ、トリートメントタイプ、マスカラタイプ、スプレータイプ、ファンデーションタイプが扱われていると思います。
こんなに沢山の種類の他に、会社さんも頑張っているので、
利尻昆布とかヘナとかオーガニックとか天然とか色々、本当に色々書かれています。
そんな数ある商品を、実際試してお勧めしてみたいんですが、
私は怖くて手を出せません。
カラー剤は本来、①一時染毛料②半永久染毛料③永久染毛料に分けられますが、
薬局で手に入る市販品には、この棚だけでも
化粧品染毛料、医薬部外品白髪染め、ヘアマニキュア染毛料、カラーコンディショナー、カラーリンス染毛剤ではございません、ヘアートリートメント染毛料…
ちょっと待って多すぎん!?
ですよ。せめて手に入りやすい市販品で、有名なやつで、美容院で支障ないようなものを探しに行ったのに、美容師の私ですら戸惑う表記でした。
正直、どれが毛を染める力がある化学薬品で、どれが一時的に隠せるものなのか、判断つきづらかったです。
各社色々な表記をしているといった印象です。
まとめ
少し長くなってきたのでもう一つ記事を書こうと思います。この記事では、セルフ白髪染めの問題点から、美容師目線で、オススメの白髪かくし商品を紹介させていただきました。あくまで、貴方の髪のことを大事にしたいという気持ちが大きくある為、少し批判的なメッセージになってしまっているかもしれません。
絶対やめていただきたいセルフカラー。
セルフカラーしないためにも洗ったら落ちるタイプの商品を使用する。
白髪の生えてきている髪はとても繊細だからこそ、大事にしてあげましょうね。
誰かの為になれたら幸いです。
また、白髪ぼかしハイライトに興味を持ってくださった方はこちらからご予約ください。
勿論こちらのブログにコメント等頂ければ、なんでもお答えしますのでお気軽にどうぞ。
施術事例はInstagramが分かりやすいです😊
白髪のお悩みは是非白髪ぼかし専門店表参道Grows にご相談ください。
専用のLINEも設けてますのでご予約、ご相談お待ち致しております。